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音の原点に立ち返る @北海道中川町有林&北大研究林

August 9, 2016

前回のブログからちょっと日にちがあいちゃったな。

ハーディングフェーレやヴァイオリンについて考えた日々、第二弾です。

 

 

ヴァイオリンを弾き始めて二十年以上が経ったいま、わたしが向かったのはこちら。

北海道 中川町の方や、中川町有林・北大研究林を守り育てている方に、二日間みっちり 木についてお話をうかがってきました。ひと月ぶりの北海道、はじめて稚内空港に降り立ちました。

 

この景色、普段東京で生活している私にとっては圧倒されるほどの「自然」で、最初は全部、みどり!ちゃいろ!木!森! って感じだったのですが、二日間林にいると、様々な種類の木がそれぞれの勢力関係の中で自分らしく生きている様子や、木がまっすぐにのびているこの手をかけた感じとか、木の見え方がかわってきます。自然じゃない!

 

 

ちなみにこの下の画像はいわゆるノルウェイの森(夏のVågå)です。木の生え方とか種類とか草木の感じが全然違うのがよくわかります。

 

山道を歩いていると、土壌も気になってきますね。

 

わたしは虫がだめなので、最初から最後までずっと虫も気にしていました・・やっぱりマダニはこわい・・・プロの方は自分についたマダニをペリペリはがしていたけれど・・・・

 

 

そして、そもそも高所恐怖症なので、ぶっちゃけ全部こわいです。

(死ぬ思いでのぼったので山頂写真。服の色合いがやばくなってしまったが、下に来ているTシャツは去年のFørde Festivalenの時に仲良くなったスタッフをしていた女の子にもらったもの。見えにくいけれどハーディングフェーレが描いてあります)

 

 

 

 

ただの旅行記になりそうなので、ここから話を戻していきます。

 

どんな木が楽器作りに適しているのか、どういう風に切り出してどこの部分をどういう風に使っていくのか、一枚板と二枚板のそれぞれの特徴、生えている木から木の密度を推定する方法、とか、あらゆることについて、みんなで共有します。

 

楽器を作る際には、既に切りだされた「板」になっているものを購入し、そこから作りはじめるのが通常とのことで、「木」から「板」にする人というのはどうやら、森を育てる人とも楽器をつくる人とも違うまた別のプロフェッショナルのようです。その間を埋めるように話をすすめていく。

 

そして、勝手に自然の木を切ってはいけない、とか、まぁ当たり前といえば当たり前なのですがそういう法律とかのようなことも絡んできて、みんなで知恵の出し合いです。

 

 

新しいプロジェクトが進んでいくのかは、これからのお楽しみ。

 

 

 

 

夜は「ノルウェーの伝統楽器〜ハーディングフェーレ〜」@ oro cafe(天塩中川駅)

 

イベントには林業関係者を中心とするたくさんの方に集まっていただきました。町外からのお客様もたくさん・・!満席でご予約をお断りしてしまった方、申し訳ありませんでした。

 

原圭佑さんのお話は東京でのイベントとは内容をガラリとかわって、中川町仕様に。木の切り出しから楽器ができあがるまでに焦点を当てていました。すごいなー

 

 

レクチャーと演奏は合計2時間、そこから1時間の質問タイムがあり、もういい時間だから終了、という形になりました。どういう木がいいのか、ニスはどうやってつくるのかなど、マニアックな質問やアイディアが飛び交いました。

 

 

北海道では一緒に演奏も。

 

 

 

 

この数日間を通して、いつも手にしている楽器と木はつながっているんだな、と感じるようになりました。そして、楽器とは、伐採という行為も含め林や木を育てる人々、木材として利用できるよう適切に切り出す人々、その木材から緻密に楽器を作る職人によって作られた、本当にかけがえのないものなのだ、ということを初めて実感、今まで以上に楽器に愛着が湧くと同時に、楽器にまで繋がるまでの多くの方々の顔が見え、奏者として最終的に音を出す責任と幸せを感じました。

 

 

東京に帰ってきたわたしは、楽器を以前より丁寧に扱うようになって、演奏仲間に何があった、と言われたりもしています。

そして、音を出す、という行為がものすごく楽になったな、と思っています。いい演奏家に少し近づけそうな気がしている。

 

 

学生時代に読みあさっていた様々な論文の束を再発掘したところ、ヴァイオリンの音響についての論文、日本にヴァイオリンが導入された経緯など、ノルウェーとかアラブとかとは関係ないヴァイオリンについての論文がたくさんあり、やっぱりずっと好きだったのか、と思う反面、実感が持てないからこちら方面からは離れていっていたんだな、ということも思い出したりして(当時はよっぽどレバノンのほうがわたしにとっては近かった)、なんだか色んな年月を感じたりもしています。

 

 

中川町には、一度 tipsipúca+ のメンバーとして訪れて以来二度目、みなさま本当にお世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

そして、原さん、こんな素敵な機会をいただいて、本当にありがとうございました!

 

イベント終了後、わたしのハーディングフェーレを診てもらいました。日本の梅雨も無事に乗り越えられたとのこと、安心して秋以降も演奏を続けられます。よかった・・!

そして、早速みんなに音が良くなったといわれています。わたしもそう思う!

 

 

というわけで、次回のハーディングフェーレを使っての演奏機会はこちらです(ちゃっかり宣伝、フライヤーをクリックすると詳細に飛びます)。

 

 

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