先日、ノルウェーより一時帰国中だった ヴァイオリン / ハーディングフェーレ職人の原圭佑さんとふたつ、ハーディングフェーレの製作についてのイベントをしたので、ちょこっとご報告。まずは東京 千駄木のさんさき坂カフェ編です。
平日、しかも3日前に突発的にイベントを行うことを決めたのに、25名ほどのお客様にいらしていただけました!中には新幹線で駆けつけてくださった方も。ありがとうございました。
何より、「お客さん来ないかもしれないけれど、イベントやりたい」と言ったら『いいよ』と言ってくださって、「やっぱりたくさん来すぎて貸し切りになっちゃうかも」と当日慌てて電話したら『よかったね』と言ってプロジェクターまで用意してくださったさんさき坂カフェのみなさまに、心から感謝しています。本当にありがとうございました。
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さて、写真家の進藤綾音さんに撮影していただいた写真がたくさんあるので、それに頼って文字は少なめでいきます。(詳しい内容は、原さんの次回の帰国の時にきっとまた!)
さんさき坂カフェということで、まずは「乾杯」から。
って思ったんだけれど、ノルウェーイベントだったということで仕切り直し。
"Skaal!!"
ノルウェー語になると、なぜかみんなの声の音程も下がります。
まずは、ハーディングフェーレとはこんな楽器です、という説明から。ハーディングフェーレを初めて見る方は半分ぐらいだったようです(相当マニアックな方々の集まりであることが判明)
※ラベルの見方もヴァイオリンと違います(興味津々すぎるわたし)
ヴァイオリンとハーディングフェーレの違い、現在のハーディングフェーレの形になるまでの歴史などを紹介していただきました。
興味津々だったのか、谷中にグリーグさんが現れた!
ちょっと演奏もして、前半はおしまい。
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ここからが本題 な後半、予期していなかった事件(!)が。
実はお客様の中にスウェーデンの擦弦楽器 ニッケルハルパを演奏なさる方がいることを知っていたので、調子に乗って「もってきてほしい」と予めお願いしていました。
それで楽器を出していただいたら、
あれ、なんかハーディングフェーレより人気ある・・?
完全に持っていかれ、死んだ顔のわたしたち・・。
ニッケルハルパを演奏してくださった小川尚希さん、ありがとうございました。
さて、気を取り直して、後半は製作のお話。「こういう風に作ります。」という工程を、たくさんの写真とともに、とても詳しくわかりやすく教えていただきました。
※f字孔の切り出し方
楽器の完成まで話がたどり着いた時には、自然と客席から拍手が沸き起こりました。
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イベントが終わった後も話は尽きず(たくさんお集まりいただいたヴァイオリン職人さんの間を渡っていく楽器)
終了後もそれぞれハーディングフェーレや北欧音楽、楽器製作に関する話などで盛り上がり、新しい交流の輪がひろがっていました。こういうの、うれしいなぁ。
ちょっと駆け足でしたが、さんさき坂カフェ編はここまで。次回は、北海道編です。